タトゥー、刺青について

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タトゥー刺青について、みなさんはどういう感想をお持ちでしょうか?

 

昔住んでいたイギリスではタトゥーは個人的な趣味・嗜好から、既に文化として広く認知されていたように思います。

 

私は学生の頃、夏休みの間、都内の清掃局でバイトをしたことがあります。

家庭から出されるごみを拾って清掃車に積み込む仕事です。

朝7時くらいから昼過ぎまでの勤務時間で、確か一日8千円ほどもらえていたと思います。

ごみの積み込み作業は意外と重労働で、汗もたくさんかきますし、ごみの汁が体に付くこともあるせいか、一日の作業が終わると詰め所にある大浴場にみんな入ります。

正社員の先輩のなかには、ものすごい刺青が入っている人が何人かいて、風呂場で一緒になると、いつも緊張しました。

見てはいけないものを見てしまっていることがばれるとまずい」みたいな感覚(誤解)だったと思います。

その人たちのバックグラウンドを勝手に想像して、勝手に一人で怖がっていました。

 

それから十数年が経ち、特発性血小板減少性紫斑病(血小板が少なくなり、血が止まりにくい病気です)になってからは、タトゥーや刺青を見ると、「血がちゃんと止まる人なんだなあ、健康な肉体なんだなあ」と思ってしまいます。後者は偏見ですが、血小板が少ないと、傷の治りが悪いため、皮膚にずっと赤みが残るので、前者の感想は間違っていないと思います。

タトゥーや刺青を見るたびに、それができる体をうらやましく思うようになりました。

その人のバックグラウンドに思いを馳せることができるのは、余裕のある人だけだと気付きました。

昔の自分は余裕がありました。

 

このように思うのは私だけではなく、実は「特発性血小板減少性紫斑病患者あるある」ではないかと思ったので、ブログに残しておくことにしました。

 

みなさんは、タトゥーや刺青をしている人を見かけたとき、何を思いますか?